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アコムの自動契約機「むじんくん」を使うメリットとは 実は無人ではないという秘密

アコムが全国に設置している自動契約機(むじんくん)は、店頭での対面契約を避けたいというニーズに合わせて発展してきました。

申し込みから契約、ローンカードの発行まですべて「むじんくん」で済ませることができます。

保安上の理由から実際には「無人」ではありません。

自動契約機の発祥はアコム

自動契約機設置ブーム

今では多くの消費者金融業者が「自動契約機」を設置しています。

消費者金融業者だけでなくクレジットカード会社でも設置している企業がありますし、銀行でも「テレビ窓口」や「テレビバンク」といった名称で同様のシステムを導入しているところがあります。

基本的にはスタッフが常駐していない大型の情報機器で、遠隔地にある業者との間で身分証明書の提示や情報の入力によって審査を実施し、その場で契約とカード発行を行うものを指します。

これを「自動契約機」として最初に導入したのはアコムで、今でも使われている自動契約機(むじんくん)という名称で設置しました。当時の社員は当初まったく期待しておらず、「1年くらいは様子見で放っておこう」と思ったとのことです。

ところが、実際に稼働させてみると、有人店舗でも1ヶ月に40件くらいしか契約を取れない営業エリアで自動契約機が月100件の契約を取ってくるという事態が発生します。

すぐにアコムは大量導入を決定し、大きく収益を伸ばす結果となりました。1995年にはプロミスなど他の大手も後を追うように自動契約機を設置しています。どの業者でも、導入後の利益は予想以上にアップしたと言われています。

斬新なネーミングで話題に

今では自動契約機(むじんくん)と言えば多くの人が「消費者金融の契約機のこと」と分かるくらいに浸透していますが、登場した1993年頃には非常に斬新な試みでした。

というのも、単なる機械に企業が愛称をつけるということ自体が当時は非常にレアケースで、しかも「AIBO」のような無機質なものではなく自動契約機(むじんくん)という力の抜けそうなネーミングだったからです。

自動契約機(むじんくん)がヒットしたことを受けて、他の大手消費者金融業者でも自動契約機に愛称を付けています。たとえば、アイフルは「お自動さん」、旧レイクは「ひとりででき太」といった具合です。

導入当初は大きな話題となった契約機の愛称ですが、現在では廃止する方向になっています。各社とも「自動契約機」「ローン契約機」「契約ルーム」といったあえて機械的な名称を使うようになっています。

今でも愛称が残っているのは、アコムの自動契約機(むじんくん)とアイフルの「てまいらず」くらいでしょう。プロミスもレイクALSAも自動契約機というノーマルな呼び名になっています。

実際には無人ではないから特別な名称を止めている

一時期は「無人契約機」と呼ばれていた機械は、今ではほぼ「自動契約機」という言い方に統一されています。これにはいくつかの理由があると推測されています。

まず、無人という言葉を使ってしまうと、大事な審査を機械任せにしているという誤解を利用者に与えかねないというものです。審査をいい加減にやっているというのは、申し込みする側からすると信頼性に欠くことになります。

そのため、銀行のカードローンでは「無人」という言葉は使っていません。銀行は預金機能を持っている金融機関ですので、預金者から集めたお金をいい加減な審査で信用できない人間に融資されたとなると、問題になってしまうでしょう。

これとは別に、理由として最も強いと推測されるのは、「無人契約機」と言っても実際には無人ではないという点です。無人という言葉を使ってしまうと、保安上の問題があると思われてしまいます。

無人契約機は外からは中の様子が見えにくくなっておりため、犯罪の温床になりかねません。セキュリティーの観点からしても、無人という言葉は使わないほうが良いと判断できます。

そもそも、契約機は「無人」ではなく、多数の監視カメラが設置されていて、いつでもオペレーターと連絡できるようになっています。

そのため、無人契約機という言い方はすたれたものと考えられています。

アコムの自動契約機(むじんくん)が変更されないのは?

アコムが名称を自動契約機(むじんくん)のままにしているのには、一時代を築いたものであるだけでなく、自動契約機の代名詞して浸透しているからと推測されています。

また、あえて「ひらがな」を使っている点も重要です。このネーミングは「無人」と「無尽」のかけことばになっています。

元々は農民など庶民がお金を出し合って融通しあう制度に「無尽講」と呼ばれるものがあり、それが一種の財団として機能していました。無尽講は戦後に無尽会社となり、さらに相互銀行、第二地方銀行と発展してきたという歴史があります。

無尽は地方銀行のさらに小さなものでした。こういった経緯もあり、アコムは自動契約機「むじんくん」という名称にこだわっていると考えられます。

大手の消費者金融業者は現在、銀行の傘下となって運営されています。プロミスは三井住友銀行系列ですし、レイクALSAは新生銀行傘下です。

2社は、過去に使っていた契約機の愛称を止めて、「自動契約機」という言い方に変更しています。アコムは消費者金融業者が苦境に陥っていた時代も銀行系に属さない独立会社として運営されていました。

こうした自負心の名残が自動契約機(むじんくん)という名称に伝えられていると推測されています。

アコム自動契約機(むじんくん)の特徴

申し込みから契約まで

アコムの自動契約機(むじんくん)は、アコムへの申し込みから契約、ローンカードの発行まですべて実行できる機械です。残高の照会や暗証番号の変更などにも対応してますが、「契約機」ですのでカードの解約はできません。

大きな画面に表示される案内に従って手続きを進めていけば誰でも申し込みがすることができます。

ブースのなかは完全な個室で、いったん入室すると施錠されるようになっています。入り口はくもりガラスになっているので、手続きをしている間に誰かに覗かれる心配もありません。

分からないことがあれば備え付けのインターフォンでアコムのオペレーターと話をすることができるので、機械音痴な人でも安心して使えます。

先に利用者が入室していることもあります。室内に誰かが入っていると、むじんくんの外側の扉に「契約中」と書かれたランプが緑色に光るようになっています。

自動契約機(むじんくん)の営業時間と設置場所

・営業時間:午前9時~午後9時

(一部の店舗は午後8時まで)

自動契約機(むじんくん)は全国に1000箇所以上に設置されています。東京都には120台以上、神奈川県は60台以上、千葉県は50台以上、大阪府は80台以上の自動契約機(むじんくん)が設置されています。

北海道から沖縄まで様々な場所に自動契約機(むじんくん)はあり、ターミナル駅の駅前のビル内、幹線道路沿いには駐車場付きのものが存在しています。よほどの過疎地域でもない限り、探す手間があまり必要ない場所に見つけることができます。

アコムのホームページには「店舗・ATM検索」というページがあり、そこで都道府県名や市区町村名などから検索できるようになっています。

最も簡単なのは「フリーワード検索」で自宅の地名を入れて検索する方法です。政令指定都市なら、区名で検索すると、ほぼ必ず近くの店舗が表示されます。

自動契約機(むじんくん)は基本的に年中無休で土日祝日も営業しており、急なお金の用事にも便利に使うことができます。

以下の時間帯は定期メンテナンスの時間帯ですので注意しましょう。

・毎週月曜日:午前1時~午前5時

店舗によって営業時間は異なりますので、あらかじめアコムのサイトで自分が利用したい自動契約機(むじんくん)の営業時間と場所を確認しておきましょう。

自動契約機(むじんくん)で即日融資するときの注意

自動契約機(むじんくん)を使ってアコムの即日融資を受けたいといときには、営業時間終了ギリギリに行くと審査が間に合わないことがあります。

アコムが審査に使うための営業時間は午後9時までですが、それまでに審査が終わらないと翌日に持ち越しになってしまいます。

そのため、遅くとも終了30分前には到着しておきましょう。できれば1時間前が望ましいところです。

夕方から営業時間終了までの時間帯は主にサラリーマン層の申し込みが多くなることで、審査が混み合います。審査は金曜日の夕方に非常に混み合うと言われており、その時間帯はなるべく避けて申し込みをしましょう。

この点からも、遅くとも午後8時には自動契約機(むじんくん)に到着しておきたいところです。

急いでいる人は、申し込みだけはインターネットで済ませておき、自動契約機(むじんくん)に来店してカードを受け取るという方法をおすすめします。

アコム自動契約機(むじんくん)を使うときの注意点

ブース内は監視されている

自動契約機(むじんくん)という名前はついていますが、自動契約機は純粋に「人がいない」のではありません。無数のカメラが設置されていて、ブース内の音声もアコムに筒抜けになっています。

ブースのどの部分についても内部の様子はすべてアコムのスタッフに監視されています。誰もいないからと思って何をしても平気だと勝手気ままな行動はしないようにしましょう。

内部で不審な行為をしたり、機械を乱暴に扱ったりするとセキュリティ・システムが働いてしまうことがあります。通報されたら警察官がやってきます。機械を乱暴に扱う人は審査にも影響を与えてしまいます。「常に誰かに見られている」と思って慎重に行動しましょう。

また、自動契約機(むじんくん)には内蔵しているマイクから、アコムのオペレーターから質問をされて、その受け答えなどの会話のやり取りも発生するので、誰とも会話せずにカードローンの契約ができるわけではありません。

逆にブースのなかにスタッフがいないのは心配という人は、自動契約機(むじんくん)に設置してあるインターフォンを利用してアコムのオペレーターと直接話をしながら申し込みをしてみましょう。

必要書類を持参すること

自動契約機(むじんくん)に行くときに必要な持ち物は「本人確認書類」と「収入証明書」です。

運転免許証

本人確認書類として最も使い勝手が良く、信頼性が高いのは運転免許証です。財布に入る大きさで、顔写真が付いていて国から支給される書類だからです。

アコムだけでなく、多くの消費者金融業者、銀行、信用金庫などで本人確認書類として第一に挙げられるのが運転免許証です。業界では「最強の身分証明書」と言われています。

マイナンバーカード

マイナンバーカードも顔写真の入った公的書類です。近年ではマイナンバーカードに対する信頼性も高まっており、多くの消費者金融業者で本人確認書類として通用します。

健康保険証

運転免許証やマイナンバーカードが提示できないという場合には、日本に居住している人なら必ず持っている健康保険証が本人確認書類となります。

ただし、健康保険証だけでは不足で、住民票・公共料金の領収書・納税証明書のいずれか1点を添付する必要があります。

収入証明書

収入証明書として良く使われるものが、源泉徴収票です。毎年の年末調整の後に配布されるものです。人によっては毎年もらっているものの、あまり重視せずに放っておくというケースもあるでしょう。

そういった場合には給与明細書が収入証明書となります。直近2ヶ月分が必要です。サラリーマン以外の自営業者であれば確定申告書や青色申告書などが収入証明書となります。

在籍確認をスムーズに行うには

アコムでは審査のときに在籍確認を実施します。これは、申込者が申告した通りの職場に勤務していることを確認する審査の工程です。アコムの審査担当者が職場に直接電話で連絡を入れて、本人を呼び出してもらうという形で行われます。

とはいえ、アコムの自動契約機(むじんくん)に申込者が契約に行っているときには会社がお休みだったり、夜間だったり、または土日祝日だったりするケースが多いでしょう。また、職場に業者から連絡されるのは困るという人もいるかもしれません。

アコムでは、そういったケースに備えて、電話連絡以外の方法で在籍確認としてくれることがあります。給与明細書や源泉徴収票などで電話連絡の代用としてくれることがあるので、審査のときに申し出てみましょう。

その場合には、自動契約機(むじんくん)に設置されているインターフォンを使いましょう。何も相談なしだと、審査が進んでいく過程で会社に連絡が行きます。

アコム自動契約機(むじんくん)のメリット

申し込みから契約まで完了できる

自動契約機(むじんくん)のメリットは、申し込みから契約、カード発行まですべて一度に終わらせることができるという点でしょう。

必要書類を持って、自動契約機(むじんくん)に入室すれば画面の指示に従うだけでカードの発行まで1時間もあれば済みます。分からないことはインターフォンで問い合わせすればオペレーターが答えてくれます。

アコムは自動契約機を全国に設置しており、オペレーターも対応に慣れた人たちばかりなので、スムーズに契約まで進みます。

アコムは大手の消費者金融業者のなかでは、唯一「絶対にカードが発行される業者」です。カードは何らかの方法で受け取らなくてはなりません。Webだけで契約した場合には後日郵送されることになっています。

自宅にカードが郵送されるのは困るという人は多いでしょう。そういった場合にも、むじんくんで契約するほうがメリットがあります。

設置数が多い

自動契約機(むじんくん)は全国に1000箇所以上も設置されています。大きな駅なら、おおよそどこでも駅前に有名な赤いロゴマークを見つけることができます。

スマホやパソコンの操作に慣れていない人にも分かりやすく申し込みができるようになっています。分からないことは、その場でインターフォンからすぐに質問もできます。

自動契約機(むじんくん)は営業時間は午後9時までなので、仕事帰りの夜に申し込んでも即日融資を受けることが可能です。

仕事終わりにできるだけ早くお金が必要という場合には、前日の夜のうちにインターネットで申し込みまで済ませておき、仕事中の昼間に在籍確認の電話に対応して、仕事が終わってから自動契約機(むじんくん)に立ち寄って契約手続きとカード発行を受けるというやり方でスムーズに契約できます。

カードを受け取ったら併設ATMですぐにお金を借りることができます。

郵送物がなくなる

アコムは必ずカードを発行する業者ですので、自動契約機(むじんくん)以外の方法で契約すると、カードが後から郵送されてきます。

カードレスのローンではないので、ネットで申し込みして契約まで済ませて振込融資を受けたとしても、必ず後からカードは受け取らなくてはなりません。

そのため、結局は自動契約機(むじんくん)に行ってカードを受け取るか、郵送でカードを受け取るか、どちらかを選択しなければなりません。1回の手間をかけるだけで、後から厄介な事態に陥るのを防ぐことができます。

アコム自動契約機(むじんくん)のデメリット

来店する手間がかかる

アコムでは、ネット申し込みで来店せずに審査を受けて振込キャッシングでお金を借りることができます。一方、自動契約機(むじんくん)でカードローンの契約をするには、必ず「出かける」「その場に行く」という直接的な行動をする必要があります。

必要書類を忘れてしまったり、何か不備な点があったら出直さなくてはなりません。自動契約機(むじんくん)は1回退出したら、それまでの契約手続きがリセットされてしまいます。

ただ、内緒でアコムを利用したい人、ローンカードを郵送されるのは困るという人は、自動契約機(むじんくん)を利用する以外には方法がありません。

待機する時間が発生する

自動契約機(むじんくん)は、申し込みから審査まですべて完了することができる便利な機械ですが、一方で審査結果が出るまでの待機時間が発生することになります。

アコムの公式ホームページでは「最短30分」となっていますが、それは審査が混み合っていないことや、本人に問題視する部分がまったくないことなど、好適な条件が揃っている場合に限られます。

ネットの口コミ情報を見ても、契約までに1時間以上かかったというケースは多くあります。その間はずっとカメラで監視されているというストレスにさらされます。

アコムでは審査の時間内に画面から情報が流れたり、質問事項に答えたりということもありますが、審査が混雑していて待ち時間が長くなると、どうしても手持ち無沙汰になってしまいます。

急いで借りたいという場合や、待機時間を短くしたいというのであれば、自動契約機(むじんくん)に行く前にネットで申し込みだけ済ませておいて、待機時間を節約しましょう。

安易に借りられてしまう

自動契約機(むじんくん)は非常に便利な機械で、よほど他社からの借入件数が多いとか、すでに総量規制に抵触するほどお金を借りている、過去に金融事故を起こしたことがあるといったケースを除けば、1時間もあれば借入できる状態になります。

終わってみれば「あっさり借りられた」という印象を持つ人が多いでしょう。ネットの口コミ情報でも「アコムならすぐ借りられた」という感想は非常に多く見受けられます。

逆に言うと、あまりにも簡単に借金できてしまうというのはデメリットとも言えます。個人の問題でもありますが、簡単に借りられるのだから、どんどん借金してしまおうと考えてしまいがちになります。

実際に「最初はほんの10万円を借りただけなのに、いつのまにか借金が膨らんでいた」という失敗談は多くあります。

自動契約機(むじんくん)は便利に使うことができますが、借りたお金はいずれ返済しなければなりません。決して「自分のお金だ」という勘違いをしないようにしましょう。

まとめ

アコムの無人機は純粋には無人ではありません。ブースの内部には監視カメラも設置されています。

アコムは必ずカードを発行する業者なので、自動契約機(むじんくん)でカードを受け取るのをおすすめします。