アコム

アコムで可能な返済方法は?他社とは違う独自ルールも紹介

アコムはユーザー数が消費者金融業者のなかで最も多い業者で、返済方法も多彩なユーザー向けに豊富に揃っています。

アコムには、他の業者にはない独自の便利なルールもあり、利用する際には上手に活用していきましょう。

アコム独自の返済額のルールを解説

最終借入額に応じて返済額が変動する

アコムでは、最後に借入を行ったときの借入残高で毎月の返済額が決まります。

契約後すぐに20万円借りたときでも、5万円を借入している状態でさらに15万円を借りたときでも、「最終借入残高」は20万円であるため、毎月の返済額は「9000円」となります。この返済額は、基本的にローンを完済するまで減りません。

銀行のカードローンでは、返済を続けているうちに借入残高が少なくなると毎月の返済額が減りますが、アコムの場合にはそういったことはありません。

アコムの返済額の決め方には独自のルールがあります。利用する際にはぜひ覚えておきましょう。原則は多少面倒ですが、実際の運用は簡単です。

アコムの返済額の計算式

限度額30万円以下 最終借入残高×0.042
限度額30万円超~100万円 最終借入残高×0.03
限度額100万円帳 最終借入残高×0.01~0.03

(1000円未満は切り上げ)

一見すると分かりにくそうですが、契約額が30万円を超えているかどうかが大きな分かれ目となっているだけで、実際に利用している分には計算はそれほど困難ではありません。

限度額が30万円以下のとき

限度額30万円以下として契約しているとき、毎月の返済額は以下のように計算できます。

最終借入残高 返済額
2万3809円以下 1000円
2万3810円~4万7619円 2000円
4万7620円~7万1428円 3000円
7万1429円~9万5238円 4000円
9万5239円~11万9047円 5000円
11万9048円~14万2857円 6000円
14万2858円~16万6666円 7000円

以後、2万3809円ごとに1000円ずつ上がっていきます。

区切りの数字で表すと以下のようになります。

最終借入残高 返済額
2万5000円 1000円
5万円 3000円
10万円 5000円
15万円 7000円
20万円 9000円
25万円 1万1000円
30万円 1万3000円

限度額が30万円超のとき

最終借入残高 返済額
3万3333円以下 1000円
3万3334円~6万6666円 2000円
6万6667円~10万円 3000円
10万0001円~13万3333円 4000円
13万3334円~16万6666円 5000円
16万6667円~20万円 6000円
20万0001円~23万3333円 7000円

以後、3万3333円ごとに1000円ずつ上がっていきます。

区切りの数字で表すと以下のようになります。

最終借入残高 返済額
5万円 2000円
10万円 3000円
15万円 5000円
20万円 6000円
30万円 9000円
40万円 1万2000円
50万円 1万5000円

返済額が多いことのメリット

大手消費者金融業者で比較すると、アコムの毎月の返済額は若干重めになっています。

大手各社の毎月の返済額

業者名 10万円借入 30万円借入 50万円借入
アコム(限度額30万円以下) 5000円 1万3000円 (借入不可)
アコム(限度額30万円超) 3000円 9000円 1万5000円
プロミス 4000円 1万1000円 1万3000円
アイフル 4000円 1万1000円 1万3000円
SMBCモビット 4000円 1万1000円 1万3000円
50万円を借入しているケースで顕著にアコムの返済の重さが分かります。そのため、毎月の返済で心配という人にはアコムは向かないとも言えますが、逆に考えると返済額が多いほど、長期的には利息は小さくなるというメリットもあります。

50万円を借入したとき、金利が同じく年率18%であるSMBCモビットと比較すると分かりやすくなります。

毎月の返済額 返済総額
SMBCモビット 1万3000円 75万1057円
アコム 1万5000円 69万8327円
差額は5万2730円となります。アコムの場合は、最低返済額だけを支払っているだけで利息を抑えることができると言えるでしょう。

アコムには返済額を決める独自のルールがありますが、意外にユーザーにはありがたいシステムです。

アコムの返済方法

返済方法は6種類

アコムの返済方法には6つの種類があります。返済期日までに自分の好きなやり方で最低返済額以上のお金を支払っていればその月の返済はクリアとなります。

アコムの返済方法一覧

返済方法 手数料 特徴
インターネット 無料 返済は即時反映
アコムのATM 無料 返済は即時反映
提携ATM 借入額1万円以下:110円

借入額1万円超:220円

返済は即時反映
口座振替 無料 毎月6日に自動引落
銀行振込 金融機関による 24時間365日可能
店頭窓口 無料 返済は即時反映

アコムは数多くの銀行やコンビニのATMと提携しています。

  • コンビニ:セブン銀行、ローソン、イーネット、ゼロバンク
  • 銀行:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行

多くの地方銀行のATMと提携しており、借入・返済ができますが、八十二銀行のみ借入のみの対応となっています。

ネットバンキングがおすすめ

最も手軽で利用しやすいのはインターネットでの返済でしょう。いつでもどこからでも、手数料無料で返済できます。

「Pay-easy(ペイジー)」に対応しているネットバンキングなら、どこでも利用可能です。ペイジーは税金や公共料金などの支払にも良く使われる決済方法で、アコムではこの方法を通して全国の様々な銀行や信用金庫の口座からの返済を可能にしています。

ネットバンキングでの返済のメリットは、返済が即時反映され、さらに利用時間や振込金額にかかわらず手数料がかからないという点です。自宅でも勤務先でも、スマホさえあれば手続きできるので、毎月の返済ではこの方法が最もおすすめできます。

ネットバンキングを利用するには、アコムの会員サービスにログインして「インターネットでのご返済」を選択して、画面の指示に従って手続きしましょう。

自分が使っている銀行口座がネットバンキングに対応しているかどうか分からないというときには、「金融機関名 インターネットバンキング」などのワードで検索してみましょう。

ネットバンキングサービスがある金融機関を利用しているのであれば、申し込んでおくとアコムの利用だけでなく利便性が高まります。

申し込みから開設まで1週間ほどかかりますが、後のことを考えても開設しておくことをおすすめします。

口座振替のメリット

アコムでは、借入した直後の残高に応じて決められる返済額が最後まで変わりません。この独特の返済方式は、口座振替で効果的です。

借入残高に応じて返済額が減っていくタイプのカードローンでは、毎月の引き落とし額がどんどん減っていくので残高の減りも遅くなりますが、アコムではそういった心配は必要ありません。

毎月の返済をきっちり口座振替によって遅れることなく実行したうえで、資金に余裕ができたときに追加返済するという方法も採ることができ、早めの返済で総返済額を抑えることも可能です。

ただ、口座振替で返済をするには、郵送または店頭窓口での手続きが必要となります。また、毎月の引き落としは「6日」に固定されるので、この点は注意しておきましょう。

自動引落の申し込みから反映までには2ヶ月程度の時間を要します。引き落としの設定が完了するまでは、ATMやネットバンキングでの返済をする必要があります。

コンビニATMが一番遅い時間まで借入・返済できる

①アコムと提携しているコンビニATM

ATM コンビニ 利用できない時間 手数料
セブン銀行 セブンイレブン 午後11時50分~翌午前0時10分

月曜午前1時~午前5時

1万円以下→110円

1万円以上→220円

イーネット ファミリーマート

ミニストップ

ポプラ

セーブオン

ニューデイズ

セイコーマートなど

月曜午前1時~5時(15分程度)
ローソン銀行 ローソン 月曜午前1時~5時(15分程度)

2.手軽で使いやすい

コンビニATMのメリットは、操作が簡単で面倒くさくない点でしょう。画面をタッチするだけで利用できます。

また、夜遅い時間まで利用できる点もメリットです。他人に見られても、アコムの利用が発覚しにくいというメリットもあります。

現金を最も手に入れやすく、誰でも利用できるのはコンビニの大きな特徴です。

3.アコムステッカーをチェック

アコムのローンカードは、コンビニのATMならほとんどの場所で使うことができますが、知らないコンビニのATMでは不安と感じる人もいるでしょう。

もし確認したいなら、アコムのロゴマークがあるかどうかを確認してみましょう。有名な赤いロゴマークで目立つ場所に掲示されています。

大手のコンビニ、イーネット、セブン銀行の表記があるATMなら確実にアコムカードを使えます。

4.ATM手数料はどこでも同じ

提携ATMの手数料はどこでも同じです。取引額が1万円以下なら110円、1万円以上なら220円です。

わずかな額ですが、毎回使っていると無駄な経費となるばかりです。できればアコムの自社ATMを使うようにしましょう。

5.一番便利なのは?

コンビニATMで最も便利なのはセブン銀行のATMでしょう。

  • 1000円単位で借入も返済もできる。
  • 利用できない時間帯が事前に決まっている。

イーネットやローソン銀行のATMは、日曜深夜・月曜早朝のうち15分間メンテナンスのために利用できなくなりますが、その時間帯ははっきりしていません。

セブン銀行ATMはメンテナンス時間が明確なため、利用しやすいと言えます。

アコムで一括返済する方法

まずは借入残高を確認

アコムに限らず、消費者金融業者からの借入を一括返済するときに重要な事項は「返済する日の残高を確認する」ことです。

消費者金融では、利息は1日ごとに加算されるシステムになっています。午前0時を回ったところで新たな利息が残高に加わります。アコムで金利を年利18%で10万円を借りると、1日に約49円の利息が加算されます。

一括返済では、この利息を1円単位まできっちり返済しないと「完済した」ことになりません。1000円以下の利息はアコムでは無利息残高という扱いになり、それ以上の利息が加算されることもなく、返済しなくても催促されることもありません。

とはいえ、これは完済したという扱いにはならないので、一括返済の当日の残高を1円単位でしっかり確認しておきましょう。

残高の確認方法は以下の5つです。

  1. アコムのインターネット会員サービス
  2. アコムのATM
  3. 電話
  4. 店頭窓口
  5. 利用明細

最も確実なのは電話です。フリーコールの自動音声で24時間確認することができます。

おすすめはネット・店頭・振込

1.ネットバンキング

一括返済を行うときにおすすめなのは、無利息残高が生まれない方法です。手数料が発生せず、手間もかからないのがネットバンキングです。自宅でも勤務先でも、いつでも一括返済ができるので最も便利と言っていいでしょう。

ただし、三菱UFJ銀行か三井住友銀行などペイジーに対応している銀行の口座が必要になるので注意しましょう。

口座が用意できれいれば、アコムの会員ページにログインして「インターネットによるご返済のお手続き開始」を選択肢、後は画面の指示に従えば返済できます。

2.店頭窓口

数は少ないですが、アコムはまだリアル店舗を持っています。多くの業者がリアル店舗を無くす方向性を打ち出している現状では珍しいと言っていいでしょう。

店頭窓口での返済の良い点は、その日の利息を間違いなく計算して支払いができる点にあります。

残高は1000円以内なら無利息残高として扱われますが、その状態ではアコムとの契約は継続していることになります。

1円単位の返済は手続きを間違うと、数円単位で残高が残ってしまうことがあります。そういった心配がないのが店頭窓口のメリットです。

手数料は必要なく、持っていくものはローンカードと返済するお金だけです。

3.アコムのATM

1円単位まで一括返済するのにも、アコムのATMが利用可能です。コンビニや提携銀行のATMではなく、アコムの自動契約機に併設されているものです。

まずは残高照会をして借入額を確認しましょう。硬貨の取り扱いのないATMの場合には、1000円単位で切り上げた額を返済します。

1万591円という残高であったときに、1万1000円を返済します。お釣りはアコムに連絡すれば銀行振込で返してもらえます。

提携ATMでは一括返済できない?

アコムに限らず、すべての消費者金融業者に言えることですが、提携ATMでは一括返済するのは困難です。

提携ATM、特にコンビニのATMでは1000円未満の端数が残高として残り、無利息残高として1000円未満の残高が必ず発生することになります。

無利息残高には金利がかからないので利息も生まれず、返済の義務もありません。次回利用したときに持ち越しということになっています。

とはいっても無利息残高は「残高」であることには変わらないので、アコムを解約することができません。そういった場合に住宅ローンの審査を受けると不利になることがあります。

また、審査の厳しいクレジットカードの審査に通過できないこともあり、契約を残しておくだけ損する可能性があります。

アコムで返済日に間に合わないときの対処方法

利息だけの返済ができる

アコムの返済日にお金が用意できないときもあるでしょう。そういった際には利息額だけの返済をしておけば、延滞扱いになりません。

借入額が20万円のとき、金利18%では30日後の利息は2958円になりますが、どうしても返済日にお金が用意できないときに、この2958円だけ返済しておきましょう。

利息は以下の計算式で算出できます。

・借入残高×金利(18%なら0.18を掛ける)÷365×月間日数

10万円を借りると、30日後の利息は1479円となります。

利息だけでの返済で乗り切るときには、アコムの総合カードローンデスクに電話を掛けて相談してもいいでしょう。

ただ、アコムの場合には特に連絡もなく、利息だけを返済しても問題になりません。何か事情があるときには、いったんカードローンデスクに相談しておくことで、後の印象が良くなるのは確かです。

注意したいのは、利息だけを返済していても、借入残高は減らないという点です。

10万円を借りていて翌月に1479円を支払っても、10万円という残高は減りません。とはいっても、延滞扱いになるデメリットに比べたら利息分だけの損をするほうが遥かに都合は良いでしょう。延滞扱いになると遅延損害金も発生します。

悪質と判断されたときには、現在の借入額の一括返済を求められることもあります。そのような事態に陥るのを防ぐためにも、最低でも利息分だけは返済しておきましょう。

延滞になる?

利息のみの返済は延滞にはなりません。総合カードローンデスクに連絡しておけば催促もされません。利息を支払っているので、アコムとしては利益を確保できたことになるため、大きな問題となることはありません。

借入・返済の情報は個人信用情報機関に登録されることになっています。

毎月の返済については「返済できている」「一部が返済されている」「返済されていない」の3つに分類されますが、アコムでは利息だけの返済でも「返済できている」に分類することになっています。

もしも、利息未満の返済しかできていないときには「一部が返済されている」という情報が登録されます。「滞納よりは良いが、返済よりは悪い」という状況です。全額が返済できていないということは、信用情報としてはネガティブな意味を持ちます。

1回くらいならあまり大きな問題とはされませんが、「一部返済」が連続すると、他のローンやクレジットカードなどの審査に通りにくくなります。返済能力に問題がある人とみなされてしまうからです。

どっちが良い解決方法?

1.返済日の翌日に全額入金と返済日に利息のみ

返済日に間に合わないが、翌日には全額返済できるときと、返済日に利息だけを返済するのと比較すると、翌日の全額返済のほうが良い解決方法です。

1日程度の遅れは、延滞とはみなしません。個人信用情報機関に延滞という情報が記載されるのは、支払日から61日以上経過しても支払いがないときです。

1日程度の遅れなら、個人信用情報機関にも登録されないので、もし返済日の翌日に全額入金できればそのほうが良いでしょう。1日の遅れではありますが、事前にアコムに連絡しておきましょう。

2.1回の延滞と3ヶ月連続の利息のみ返済

延滞は1回でもやってしまうと信用情報に記載されてしまいます。それに比較すると、3ヶ月程度なら利息のみの返済のほうが解決としては良いでしょう。

あまりに何度も連続させるのは問題ですが、3回程度なら利息のみ返済でも問題ありません。

延滞させてしまうと、借入残高の一括返済を求められる可能性があり、そこで返済できないとブラックリストに載ることになってしまいます。それなら、利息だけの返済で乗り切りましょう。

3.自己破産と利息のみ返済

もし、借入額が他社を含めて50万円以上あり、20万円以上の資産を持っていないのであれば、利息のみの返済ではなく自己破産するのも選択肢に入ってきます。

ただ、その後の人生を考えると、自己破産は最終手段として採っておきましょう。自己破産以外にも任意整理など債務整理をする手段はあります。

まとめ

アコムには返済に関して独特のルールがあるので、良く確認しておきましょう。返済方法は、現在の日本で考えられる限りの決済方法で用意されています。

ネットバンキングは手数料も無料ですし、一括返済も可能です。アコムは多くの金融機関のネットバンキングに対応しているので、利用してみましょう。