おまとめローン

イオン銀行のおまとめローンがおすすめな理由

イオン銀行は主要銀行のなかでも珍しく「返済計画再編を支援する融資」を専用とするローン、つまりおまとめローンを提供しています。

かなりの低金利で他社のローンをまとめることが可能です。

イオン銀行の「おまとめローン」の特徴

返済計画再編を支援する融資である

イオン銀行の「おまとめローン」は、「返済計画再編を支援する融資」という名称の付く専用のローンです。これは貸金業法にある「おまとめローン」のことを指しますので、銀行では提供されていないことが多く、非常に珍しいパターンと言えるでしょう。

他の銀行のローンは大口融資のローンは数多くありますが、借金が多くて苦しんでいる人を支援する目的のローンを提供していることはまれです。こうした専用のローン商品があるということは、それだけ返済計画の再編を目指す融資に積極的と言うことを示します。

銀行のローンでも、他のローンの借り換えに使えるという商品はありますが、「返済計画再編」の専門ローンはほとんどありません。

決して審査の基準が緩いわけではありませんが、専用のローンがあるということは、それだけ申し込みやすいと言えるでしょう。

設定金利が低い

通常のキャッシングを含めて、銀行のローンのなかでもイオン銀行は非常な低金利です。それは借り換え専用のローンでも同様で、かなり有利な設定になっています。

イオン銀行の「返済計画再編を支援する融資・ネットフリーローン」の金利は4.8%から13.5%という設定です。これは他の銀行のおまとめローンと比較すると良く分かります。

イオン銀行と他行の金利

銀行名 金利(実質年率)
イオン銀行 3.8%~13.8%
みずほ銀行 3.5%~14.0%
ソニー銀行 2.5%~13.8%
楽天銀行 1.9%~14.5%
オリックス銀行 1.7%~17.8%
三菱UFJ銀行 1.8%~14.6%
三井住友銀行 4.0%~14.5%
ジャパンネット銀行 2.5%~18.0%

上限金利はイオン銀行は最も低いレベルです。下限金利についてはもっと低いところもあります。ただ、おまとめローンを利用するときに重要なのは上限金利です。

というのも、複数社からの借入がある人は、100万円から200万円程度の人が最も多く、そういったときにはほぼ上限金利が適用されるため、下限金利で比較しても参考にならないからです。

下限金利はあくまでも「最大限度額まで借りたときの金利」に過ぎません。返済計画再編を支援する融資ではあまり関係のない数字です。

限度額が高め

銀行の個人向け融資は、最大限度額が1000万円・800万円・500万円という3つの価格帯に分けられます。イオン銀行はそのなかでも800万円の限度額となっており、個人向け融資としては高めの設定です。

各銀行の限度額

銀行名 限度額の上限
住信SBIネット銀行 1,200万円
みずほ銀行 800万円
りそな銀行 800万円
ソニー銀行 800万円
イオン銀行 800万円
三井住友銀行 800万円
じぶん銀行 800万円
オリックス銀行 800万円
楽天銀行 800万円
三菱UFJ銀行 500万円

住信SBIネット銀行が突出して高い限度額の設定になっていますが、大手の銀行のほとんどが800万円を限度額としており、イオン銀行もその中に入っています。

これを返済計画再編のローンとして使えれば、かなり高額の借金でもまとめることが可能です。

消費者金融業者もおまとめローンを提供していますが、イオン銀行に比較すると金利はどうしても高いものになります。即日融資といったメリットはイオン銀行のローンにはありませんが、金利の安さは、長期化しやすいおまとめローンとして魅力でしょう。

イオン銀行のおまとめローンの申し込み

申し込み条件

イオン銀行のおまとめローンへの申し込みの条件は以下の通りです。

  • 国内に在住していること。
  • 満20歳以上60歳未満であること。
  • 昨年度の年収が200万円以上であること。
  • イオン銀行の普通預金口座を持っていること。
  • 安定して継続的な収入があること。

最低年収が明確に記載されているのは、審査において秘匿事項の多い銀行のローンとしては珍しく、なるべく貸し出ししようとする姿勢が感じられます。

この最低限の年収が満たされていれば、契約社員やアルバイトでも申し込みできます。年収200万円は月収にすると17万円弱ですので、安定した月給がもらえていれば充分に到達可能な数字です。

一般的な職業に就いていれば、この点ではイオン銀行のおまとめローンへの申し込み資格はあると言えるでしょう。

また、イオン銀行の口座を持っている必要がありますが、これは契約までに開設してあれば良いことになっています。ただ、学生、専業主婦、年金受給者は申し込みすることはできません。

また、失業中、無職で収入のない人も申し込みは不可能です。年収が「昨年度の」となっている点も注意が必要です。

 Web完結がおすすめ

イオン銀行は全国に支店を持っていますが、ネット申し込みにも対応しており、申込み方法による不利や有利はないためネット申し込みがおすすめです。

口座を持っていない場合も本人確認書類をWeb上でアップロードすることで開設できます。

運転免許証の画像をスキャンするか撮影してホームページでアップロードして送付します。通常の銀行口座は開設では支店に行くか郵送で書類を送付する必要がありますが、イオン銀行はすべてWebで完結します。

ただ、通用するのは運転免許証だけで、これ以外で申し込みをするにはイオン銀行の窓口に行く必要があります。イオン銀行はスーパーマーケットチェーンのイオンが運営している銀行で、土日祝日も営業しています。

運転免許証さえあればスムーズに契約完了できます。おまとめローンは高額の融資になりますが、イオン銀行では希望限度額が300万円以下の契約では収入証明書の提示の必要はありません。

それ以上の契約を希望するときには以下のような書類を提出する必要があります。

  • 源泉徴収票
  • 直近3ヶ月以内の給与明細書の2ヶ月分
  • 住民税の課税決定通知書

これらのいずれか1点を提示します。

 融資までの時間は?

このおまとめローンは、審査の回答が早いのもメリットです。銀行が提供するローン全体からしても非常に早く、最速で申し込みしたその日のうちに回答が来ます。

審査は仮審査と本審査の2段階になっていますが、午後2時までに申し込むと最初の仮審査の回答は即日で受けられます。

また、書類はWebですぐに送付すればその日のうちに本審査となります。本審査は多少の時間がかかります。早くて1週間ほど待たされます。この点では消費者金融業者の提供するおまとめローンのほうが断然早く、融資を急いでいる人はそちらのほうが良いでしょう。

本審査で可決しても、すぐに入金できるようにはなりません。本審査から数日かかってやっと融資を受けることができるようになります。申し込みから実際に利用が開始できるまでには、およそ10日程度を見込んでおきましょう。

時間的な余裕のある人向けですが、おまとめローンですので、それほど急ぎではないという人が多いでしょう。多少の時間なら待てるのであれば、低金利でもあるため利用価値は高いと言えます。

審査は厳しい?

個人向け融資の審査の内容は、どの金融機関でも明らかにしていません。どのような基準で審査をしているのかというのは、極めて秘匿性の高い情報です。

ただ、申込者の返済能力があるかどうかは、どの金融機関であっても見極めるポイントとなっていることは確かです。

たとえば申し込みのときに申告した勤務先で働いている実態があるかどうか、また他社での借入の件数や金額、返済の遅延があるかどうかなど、幅広い視点から審査を実施しています。

イオン銀行のおまとめローンは、申し込みのときに希望融資額を申告しますが、複数の借入を一本化するので高額になる傾向があります。その分だけ審査は慎重になるでしょう。

高額を融資するのにいい加減な審査をして、返済されなかった場合には貸し倒れになってしまうからです。

ただ、審査のスピードが早いことから、基準は他の銀行よりも若干緩めであることが期待できます。

審査は時間をかければかけるほど、厳しくなる傾向があります。

イオン銀行のローンは全般的に審査スピードは早く、一定の基準を満たしていれば通過できると推測できます。

審査で気をつけたいポイント

イオン銀行のおまとめローンの審査で不利になると推測されるのは以下のような点です。

  • 他社の借入件数が多い。
  • 他社からの借入残高が多い。
  • 今までに返済に遅れたことがある。
  • 年収が少ない。
  • 勤続年数が短い。
  • 過去数年の間に代位弁済や債務整理などの経験がある。
特に5年以内に3ヶ月以上のローンやクレジットカード、携帯電話などの支払いの延滞がないこと、またこういった会社・業者から強制解約などの措置を受けていないという点は重要です。

延滞が個人信用情報機関に登録されている「ブラック状態」のときには、まず審査には通らないと言っていいでしょう。

逆に、イオン銀行ですでにローン商品を利用したことがあり、そこでの返済を問題なく済ませているなら審査を優遇される可能性が高いでしょう。銀行のローンには一般的に顧客には優しく、新規には厳しい傾向があり、イオン銀行も同様と考えられます。

 審査でチェックされる項目は?

他社の返済状況

イオン銀行のおまとめローンは、他社からの借入金の借り換えに利用するローンです。そのため、高額の融資となりがちです。

重視されるのは、返済しなければならない金額もそうですが、申し込みまでにどのようにローンを返済してきたかという実績です。

複数の業者・銀行からの借入があるとき、返済日の管理は厄介です。そのため、1日や2日程度遅れてしまったという経験のある人も多いでしょう。

そういった事態に入る前に業者に連絡しており、たとえば利息のみの返済にしてもらっているなどといった措置を自分から採っているかどうかは大きな問題です。

当然のことですが、まったく遅れることなく返済しているというのが最も望ましい状態です。複数の業者からの借入に対して、それぞれに遅れることなく返済しているという事実は高く評価されます。

 保証会社の審査がある

イオン銀行のローンの特徴として、2つの保証会社の審査がある点が挙げられます。

  1. 1つにはイオンクレジットサービス株式会社
  2. もう1つはオリックス・クレジット株式会社

です。

保証会社というのは、何かあったときに返済を代行して債務を引き受ける会社です。簡単には保証人の代わりをする会社です。保証人代わりになるので審査も兼ねています。

1つの申し込みに対して、どちらかの審査に通過できるれば良いというスタンスで、これは審査がある程度緩いことを意味します。どちらかの審査で否決されても、もう一方で受かればローンを使えます。

オリックス・クレジット会社は多くのローンやクレジットカードの審査を行っている会社で、もしこの会社の関連するローンなどで問題を起こしたことがあると審査は否決されます。そのとき、もう一方の保証会社の審査に通っていればおまとめローンが利用できます。

前年度の収入もチェックされる

イオン銀行のおまとめローンの審査では「前年度の収入」がいくらであるのかも重要です。申し込み資格には原則的に年収が200万円以上であることが必要です。

ただ、これも正直に「200万円以上の年収のある人」と明確に打ち出している点は評価できます。多くの銀行では、審査での年収基準は明らかにしていません。その分、なるべく貸す方向性であることが推測されます。

ただし、前年度の収入ですので、前の年に働いていない場合には申し込みはできません。個人事業主でも申込み可能ですが、1回は確定申告書を提出している必要があります。

会社員なら源泉徴収票がないと審査では不利でしょう。

 主婦でも利用可能?

基本的には収入のない専業主婦が利用することは不可能です。ただ、配偶者に収入がある場合には最大50万円までカードローンで借入ができます。

これは特におまとめローンという枠組みでなく、一般のローンです。

 在籍確認がある?

イオン銀行では、おまとめローンを含むローン全般で在籍確認を実施しています。審査内容によっては省略されることはありますが、原則的には職場への電話連絡による在籍確認はあると考えましょう。

もし在籍が確認できなければ審査は否決されます。勤務先には「イオン銀行の」という形で銀行名を名乗りますが、用件は伝えません。

もし職場に電話連絡が来るというのであれば、「クレジットカードを申し込んだ」などの言い訳をしておきましょう。

 イオン銀行のおまとめローンの審査に通るコツ

少なめの金額で申し込む

おまとめローンの申し込みでは今までの借入額の合計が希望限度額となりますが、その額が年収に比較して高いと判断されることもあるでしょう。

消費者金融業者なら、総量規制によって年収の3分の1までしか借入できませんが、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピング枠には総量規制は適用されませんので、合計が年収の半分以上になっているというケースも珍しくありません。

年収が300万円で、消費者金融業者から100万円、銀行のカードローンから50万円借りており、さらにクレジットカードのショッピング枠で50万円支払いが残っているということもあります。

このとき、借入額は年収の3分の2にまでとなっています。

イオン銀行は基本的には総量規制の対象外ですが、それでも申込額が年収の2分の1を超える場合には、本人の返済能力を超えていると判断される可能性があります。

少しでもローンの件数と借入額を減らしてから申し込みましょう。目安は年収の2分の1です。それ以下の額で申し込みをすると審査通過率が上がります。

いったん別の業者で消費者金融業者からの借入をまとめておき、ある程度返済できてから、改めて金利の低いイオン銀行のおまとめローンに申し込むという方法もあります。

返済が苦しいという人は、まず借入件数だけでも減らすようにしてみましょう。

他社返済の遅延をしない

審査では借り換えをするローンの返済状況を確認しておきましょう。リスクが大きいのは、まとめようとしている借入で返済の遅れがある場合です。

返済しているときに、1日程度の遅れなら業者としてもおおげさに扱うことはなく、ごく事務的にいつなら返済できるのかという話し合いをして終わっているはずです。

ところが、実際にはたった1日であっても個人信用情報機関には遅延として記録されます。この情報は多くの金融機関に共有され、イオン銀行のほうでも確認できます。

致命的なのは長期にわたる遅延です。基本的に返済期日の翌日から61日目で金融事故とみなされます。このとき、イオン銀行だけでなく他の金融機関でも申し込みは否決されます。長期ではなく1日遅れや1週間遅れでも、常習者は審査で不利です。

在籍確認ができること

在籍確認は、審査の内容によっては省略されることもありますが、基本的には職場への電話連絡による確認はあると考えましょう。在籍確認が取れないときには、審査はその時点で打ち切られ否決されます。

在籍確認はローン審査では重要項目のひとつで、返済能力にかかわる問題です。申込者は自分の職業と職場を申告しますが、これが正しいかどうかを判断するための重要な工程です。

もし、申告された場所で働いているという実態がつかめなければ返済能力はないものとされ、審査に通過できません。

在籍確認は本人が電話に出なければいけないというものではなく、電話に出た人が「今席を外しています」「外出しております」などと答えればそれで確認が取れたことになります。

まとめ

イオン銀行のおまとめローンは、他業者・他行と比較してもかなり有利な条件を提示しています。銀行の対する金融庁からの締め付けが強くなっている現状ですので、貴重な存在と言えるでしょう。