おまとめローン

リボ払いもおまとめローンで一本化出来る?

ショッピングのためのクレジットカード払いには一括払いや分割払いなどがありますが、近年ではリボ払いというのが増えています。

これも借り入れの一部なのでおまとめローンでまとめられると考える人も多いですが、実は注意すべき点のひとつです。

リボ払いはおまとめできない?

リボ払いの利息はいくら?

リボ払いというのは、クレジットカードの利用金額や利用件数にかかわらず、毎月の支払額が一定となる支払い方法です。カード会社が定める期限までに口座に一定の資金を用意しておくと、残高不足や支払い遅延などといった扱いになりません。

このリボ払いの特徴は、「手数料」という名目で利息を取られることです。リボ払いでは毎月の支払額は一定です。ところが、ここには金利が掛けられており、利用者はその利息を含んだ額を毎月払っています。

「一定の支払額=購入額の代金+利息」
上記がリボ払いの支払いの内訳になります。

同じカード払いでも一括払いの場合には、手数料はほとどかかりません。多くのカード会社で一括払いでは手数料は無料でしょう。リボ払いとはこの点でまったく違っています。

10万円の買い物をしたときの一括払いとリボ払いの違い

支払い方法 1回あたりの支払額 返済回数 総支払額 手数料
一括払い 10万円 1回 10万円 0円
リボ払い(1) 5,000円 20回 12万5,784円 2万5,784円
リボ払い(2) 10,000万円 10回 10万6,644円 6,644円

上記の表のリボ払い(1)は毎月の支払額の負担を減らす代わりに、返済回数を多くした支払い方です。

手数料を20回で割って1ヶ月あたりの利息を計算し、それに12を掛けて年間の利息額を計算すると以下のようになります。

  • 2万5784円÷20=1289.2円
  • 1289.2円×12=1万5470.4円

10万円に対する1万5470.2円を計算すると年間の手数料率、つまり年率が計算できます。

  • 1万5470.4円÷10万円=0.154704

年率は約15.4%です。これを借入金とすると、10万円のお金を金利15.4%で借りたのと同じことになります。意外に多くの手数料を支払っていると考えられるでしょう。

リボ払いのリスクとは

高額になる買い物をするときに効力を発揮するのがリボ払いですが、これが何なのか本質を分かって使っている人は多くないでしょう。

リボ払いは支払い金額の返済を毎月設定できる返済方法です。この返済額を一定にして、そこから代金と手数料を支払うというのがリボ払いです。

10万円の商品を毎月5000円のリボ払いで支払うと、毎月の返済額である5000円には、利息が含まれます。利息は通常、手数料という名目となっていますが、これはお金を借りたときの利子、利息と同義です。

10万円の買い物に対して5000円ずつ支払っていくと単純計算では12回で支払いは終わるはずですが、実際には手数料という利息を差し引かれるため、なかなか元金は減っていきません。

リボ払いと区別がつきにくいものに「分割払い」があります。これは支払回数を指定した返済ということです。10万円の買い物に対して支払い回数12回としたとき、その回数で完全に支払いは終わります。

支払額には利息も含まれますが、回数が決まっているため「あと何回で終わるのか」が分かって、なかなか返済が終わらないという気持ちにはなりません。

リボ払いの平均年率は15%から18%と分割払いよりも高めに設定されます。分割払いの手数料はおよそ8%から15%前後です。「金利・手数料は当方で負担します」というテレビショッピングがありますが、これは相当の企業努力によって成り立っています。

リボ払いの大きなデメリットとして、ずっと返済しているのにちっとも終わらないという点があります。というのも、支払額に、それなりに高率の利息が含まれていて、元金に充当される額が少なくなっているからです。そのため「先が見えない」ということになります。

おまとめローンで解決できないことも

クレジットカードを使っている人の多くは、キャッシングで生活資金にした経験があるでしょう。クレジットカードにキャッシング枠が付いていると、現金が足りなくなったときに便利に使うことができます。

また、クレジットカードのリボ払いを使って支払いを先送りしているということは、実際の生活費にも困っている可能性があります。クレジットカードのショッピング枠を使いながら、消費者金融業者で借り入れをして生活費の足しにしている人は多くいます。

消費者金融業者からの借り入れは「借金」として強く意識されますが、クレジットカードのリボ払いはなかなか借金として意識されることはありません。とはいえ、給料から差し引かれるお金であるために、いずれ「借りているお金なのだ」と感じるようになります。

複数のクレジットカードを使い、さらに消費者金融業者のカードローンも使って生活をまかなっているうちに、返済に困ってしまうことは良く起こります。1ヶ月のうちに返済日が何度もやってくるようになって、いつもお金の心配をしていなければならないという状態になります。

これはあまり精神的にも良くありません。そこで、おまとめローンというのがあるというのを知って頼りたくなることもあるでしょう。ところが、クレジットカードのショッピング枠を使ったリボ払いは「おまとめローンの対象外」であることが多くあります。

おまとめローンは貸金業法にのっとって適用されるものです。ところが、ショッピングのリボ払いは貸金業法の適用は受けません。

適用されるのは割賦販売法という法律で、貸金業法とは無関係です。そのため、消費者金融業者の借り入れは一本化できても、リボ払い分は相変わらず残ってしまうという事態に陥ります。

リボ払いを消費者金融業者のおまとめローンでまとめるなら

アイフルのみが対応

リボ払いによる債務は、貸金業法の適用外になるため、消費者金融業者のおまとめローン・借り換えローンではまとめることができません。

消費者金融業者に借り入れがあり、さらに銀行のカードローン、リボ払いによる債務があるときには消費者金融業者のおまとめローンでは対応できないというのが一般的な考え方です。

実際に、アコムやプロミスのおまとめローンの公式サイトを見ても、対象となるのは「貸金業者からの借り入れ」のみとなっており、ショッピングのリボ払いは除外されています。

審査に通りやすい中小の業者でも同様で、ショッピングリボ払いはおまとめ対象になっていません。

消費者金融業者にとって、おまとめローンはあまり歓迎したくない面があります。というのも、「顧客に一方的有利となる借り換え」である必要があるからです。顧客に一方的有利というのは裏返せば業者に一方的不利ということです。

この場合は金利の引き下げにあたります。そのため、なるべく利用してもらいたくないという部分があります。お得に借りられるという印象を与えないように公式サイトでも配慮されています。

そのような状況ですが、アイフルだけはショッピングのリボ払いをおまとめすることが可能です。これは特筆すべきことで、アイフル側が一方的に不利益を引き受けてくれていることになります。

アイフルのおまとめローン概要

アイフルには

  1. 「おまとめMAX」
  2. 「かりかえMAX」

という2種類のおまとめローンがあります。

違いは「おまとめMAX」はアイフルをすでに利用していた人向けで、アイフルを初めて利用する人は「かりかえMAX」しか使えないという点です。この他、金利はおまとめMAXのほうが低い設定です。

おまとめMAXとかりかえMAXの基本的なスペック

金利 3.0%~17.5%
限度額 500万円まで
担保・保証人 不要
申し込み条件 20歳以上で定期的収入と返済能力があること

アイフルのおまとめローンは定期的な収入であれば、パートやアルバイトでも利用可能です。

アイフルなら即日おまとめも可能

アイフルのおまとめローンは、即日でおまとめすることも可能です。ただし、アイフルの実店舗に行くことが条件です。アイフルは全国に25箇所の有人店舗があり、そこに直接行けるのであれば、その場で契約できます。

関東なら東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に店舗があります。東海地方は名古屋、関西地方は大阪と神戸といったように大都市圏に限られますが、即日でおまとめローンの契約ができるのであれば、実際に行く価値はあるでしょう。

プロミスやアコムなどでは、自動契約機で申し込みや契約ができますが、アイフルでは自動契約機でおまとめローンの契約はできません。実際に店舗に行くか、インターネット、郵送で対応しています。

また、おまとめMAXもかりかえMAXもカードローンではないので、追加で借り入れすることはできません。基本的には、アイフルのほうで各金融機関に返済を利用者名義で振込して、後は返済するだけのローンです。ローンカードも発行されません。

そのため、現在の借入先に一括返済するためだけの使い方しかなく、追加で借りることもできません。ある程度の額を融資してもらって余った分で借り入れしたいというときには向いていません。

逆に、リボ払いを含めて今後一切借りないと考えている人にはうってつけのローン商品と言えるでしょう。

アイフルの審査難易度は?

一般的に金利の高いローンほど審査の難易度は低くなります。低金利のローンは、利用者1人あたりから得られる利息収入は少なくなります。その分、審査を厳格に行って自己破産などによって金融機関の損失を緩和しています。

自己破産などをしそうにない人に対しては金利を引き下げて貸出をします。この逆に、金利が高いということは、利用者の自己破産や個人再生による損失のリスクに備えているということで、その分審査は柔軟ということになります。

アイフルのおまとめローンは、「最低金利」が12.0%です。これよりも低い金利の銀行ローンは数多くあるほど、この金利は高めの設定です。

12.0%よりも低くならないということは、全体として金利は高いローンと評価できます。その分、審査の難易度は低いと考えていいでしょう。高い金利と引き換えに審査に通過しやすくなっていると考えられます。

また、アイフルのおまとめローンは審査の時間の短い傾向がはっきりしています。銀行のおまとめローンは申し込みから審査、融資まで1週間以上かかるところも多い一方で、アイフルは店舗に直接行けばその日のうちに融資まで受けることができます。

審査が早いということは、それだけ詳しくチェックしないことを意味します。

詳しく申込者のことを調べないから審査がスピーディなのです。ここから考えても、アイフルのおまとめローンは審査難易度は低いと判断していいでしょう。

リボ払いをおまとめするなら銀行のローンで

銀行のおまとめローンの対象

リボ払いも含む債務をおまとめローンで一括返済したいという場合には、消費者金融業者よりも銀行のおまとめローンのほうが向いています。

消費者金融業者でおまとめできるのは、アイフルなど一部を除けば「消費者金融業者とクレジットカードのキャッシング枠」の2種類しかないからです。

この2つは、貸金業者であり適用される法律は貸金業法です。貸金業法に基づいた借り換え、つまり消費者金融業者のおまとめローンでは、貸金業者以外をおまとめ対象にはできません。

ところが、銀行のおまとめローンやカードローンによる借り換えでは、多くの借入先をまとめることができます。各銀行のよって若干の違いはありますが、おおよそ以下のローンをまとめることができます。

借入先 おまとめ その他の事項
銀行のカードローン
消費者金融業者
クレジットカードのキャッシング枠 対象外もある
クレジットカードのショッピング枠 使途限定ローンは対象外
マイカーローン、教育ローン ×
個人間貸し借り ×

通常、ショッピング利用分のリボ払いも銀行のおまとめローンで一括返済できますが、ローンによっては対象外になることもあるので、商品概要説明書などをきちんと読んでおきましょう。分からないことは銀行のフリーダイヤルで問い合わせてもいいでしょう。

銀行のおまとめローンの申込み方法

銀行のおまとめローンの申し込みは、通常のカードローンの申し込みとほとんど同じです。

【必要書類】

  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 他社からの借入額を証明する書類

おまとめの額が少ないときには収入証明書が不要という場合もあります。他社からの借入額の証明として明細書の提出を求められることもあります。

通常、銀行のおまとめローンはネットで契約できます。利用規約などの書類が郵送されてくることが多いので、家族に発覚しないようにするときには注意しましょう。

在籍確認はほぼ確実に実施されます。銀行の担当者が職場に直接電話で連絡して本人を呼び出してもらうという形で、申告した通りの職場で働いているかどうかを確認します。

おまとめローンはある程度高額の融資となるので、返済能力の有無を確認する作業として在籍確認は必須となっていることがほとんどです。

銀行のおまとめローンの審査

おまとめローンを申し込むということは、すでに複数の業者・銀行から借り入れをしています。返済の負担を減らして、なるべく低い金利で借りるためにおまとめローンに申し込むというのが実情でしょう。

そのため、銀行のほうは経済事情はあまり良くない人と判断します。そのため、慎重に審査を行い、結果も厳しいものになる傾向があります。

銀行のローンは基本的に消費者金融業者よりも審査は厳しいですが、おまとめローンになるとさらに慎重になるので、それなりに準備しておきましょう。
  • 今ある借り入れで遅延・延滞しない。
  • できる限り借入残高を減らしておく。
  • 完済できるものは完済して解約する。
  • 残債は200万円、150万円、100万円とキリのいい数字を下回るようにする。
  • あまり高額で申し込まない。

上記を注意しましょう。もし延滞してしまった履歴があったら、少なくとも6ヶ月は待ちましょう。良くある審査落ちの理由として、携帯電話の料金の延滞があります。

携帯電話やスマートフォンの通話料には本体代金の分割払いが上乗せされています。これを延滞すると、分割払いを延滞したことと同じ扱いになり、信用情報機関にネガティブ情報が記載されます。

おまとめローンでリボ払いをまとめる注意点

新規でカードを申し込まない

リボ払いは、「なんとなくやっているうちに借金ばかり増えてしまった」ということになりがちです。あっという間に借入残高が増えて、返済を続けてもなかなか減らない仕組みになっています。

意外に高い手数料を取られるので、元金に充当される額が少ないために返済期間が延びていき、その間にまたリボ払いで買い物をしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

現金がなくなって、消費者金融業者で借り入れして、しかもリボ払いの支払いがまたやってくるので再び金策しなければならないという日々を過ごしているという人は多いでしょう。

おまとめローンはそういった借金に追われる生活にピリオドを打つための方法として有効です。銀行のおまとめローンやアイフルのおまとめローンを利用すれば、消費者金融業者からクレジットカードのリボ払いやキャッシングまで一気に返済することができます。後は返済していくだけになります。

ここでまた新たにカードを作るのは最もやってはいけないことです。おまとめローンの審査に通過できるだけの信用力があるのなら、新規でカードの審査を申し込むことは簡単でしょう。

おそらく審査には通過します。だからといって、安易にカードを作るのはやめましょう。いったんは自分の給与だけで生活して、借り癖を治すことが肝心です。

空いた枠で借りない

おまとめローンを利用すると、おまとめ先のカードや借り入れはゼロになります。クレジットカードもカードローンも残債はゼロになります。つまり借り入れやリボ払いの枠がまるごと空きます。

これは単に借入先がおまとめローンを組んだ先になるだけであって、本当に返済したわけではありません。

ところが、それまで借金するのが当たり前になっている人にとっては「空いた枠で再び借りることができる」と考えてしまいます。実際に、おまとめローンの利用で失敗する事例で一番多いのが「空いた枠を再び使ってしまう」というものです。

おまとめローンを活用した目的がリボ払いを含む返済を楽にすることなら、空いた枠で再び借りたりカード購入したりするのは止めましょう。

今後はリボ払いではなく一括払いに

ただ、生活していくうえで1枚くらいはクレジットカードを持っていたほうが良いのは、社会人としては当然でしょう。何かあったときの用心として1枚だけ解約せずに残しておくのは、それだけなら悪いことではありません。

ただし、リボ払いを復活させるのは非常に愚かです。

リボ払いは手数料という名目で利息を支払うものです。また借金生活に逆戻りしてしまいます。もし1枚だけカードを残そうと思うのであれば、クレジットカード会社に連絡してリボ機能を解除してもらいましょう。

会員ページから簡単に解除できるカードもあります。必ず翌月一括払いにすることが大切です。

まとめ

リボ払いは手数料として高い金利の利息を取られます。そのため、完済するのが困難になることがあります。

他にも借入先があるときには、思い切っておまとめローンを利用して一気に返済するのも良い方法です。